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乳幼児の歯の話
1歳6ヶ月ごろ
Q1. 2本の歯がくっついているのですが?
Q2. 半年経っても歯が生えてこないのですが?
Q3. 哺乳瓶がなかなかやめられないのですが?
Q4. 卒乳の遅れはむし歯の原因になりますか?
2歳6ヶ月ごろ
Q5. 指しゃぶりや、おしゃぶりは歯並びに影響しますか?
Q6. 乳幼児の歯磨剤の使い方は?
Q7. 2歳6ヶ月ごろの歯みがきの方法は?
3歳6ヶ月ごろ
Q8. 上手に食べる(噛む)ことができないようなのですが?
Q9. 口臭が気になるのですが?
Q10. 3歳6ヶ月ごろの歯みがきの方法は?
6歳ごろ
Q11. 6歳臼歯(第一大臼歯)のむし歯とその予防のポイントは?
Q12. シーラントとは何ですか?
Q13. 乳歯が抜ける前に永久歯が生えてきたのですが?

1歳6ヶ月ごろ
Q1 2本の歯がくっついているのですが?
A1
癒合歯(ゆごうし)と呼ばれるものです。発生率は約0.5%で、下の乳歯の前歯に多く見られます。現時点では問題はありませんが、乳歯が遅い時期まで抜けずに残る(晩期残存)ことが多くあり、発育に応じて抜かなければならないことがあります。
また、乳歯の癒合歯の下に、永久歯が2本ある場合と1本しかない場合(40〜45%)があります。1本しかない場合は、歯の数が合わなくなり、歯並びが乱れる原因となることもありますので、歯の生え替わり期に相談を受けて下さい。
癒合歯の2本が合わさっている部分は溝になっていることが多く、その部分はむし歯になりやすいので、よく磨いてあげて下さい。
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Q2 半年経っても歯が生えてこないのですが?
A2
歯が生えてくる時期には個人差があり、少々遅くても問題ありません。下記の表の萌出時期より、1年程度遅くても大丈夫です。遅く生え始めたお子様は、その後の萌出も遅くなる傾向があります。
1歳6か月児健診の時点で、上下の乳歯の数が7本以下のお子様の経過を調べた結果、3歳6か月で20本そろうお子様が7割もいることがわかりました。
つまり、1歳6か月児健診で 乳歯の本数が少なくてもあまり心配いらないということです。
しかし、2歳6か月児歯科健診で、乳歯の数が15本以下のお子様(全体の1パーセント位)は、3歳6か月で20本そろわないこともあり、生まれつき歯の本数が少ない可能性があります。

◎乳歯の生え始める時期と抜け落ちる時期
歯の種類 萌出 脱落
乳中切歯 7.5ヶ月 6〜7歳
6ヶ月
乳側切歯 9ヶ月 7〜8歳
7ヶ月
乳犬歯 18ヶ月 9〜12歳
16.5ヶ月
第1乳臼歯 14ヶ月 9〜11歳
12ヶ月
第2乳臼歯 24ヶ月 10〜12歳
20ヶ月
参考)萌出・・歯が生えること
(Schour&Massler、1940より)
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Q3 哺乳瓶がなかなかやめられないのですが?
A3
1歳を過ぎても就寝前に哺乳瓶で糖分を含んだ飲物を飲む習慣があると、上の前歯がむし歯に成り易くなります。哺乳瓶の使用はできるだけやめてコップに切り替えるようにしましょう。就寝前に使う習慣がどうしてもやめられない場合は、中身をだんだん薄めていき湯冷ましやお茶など糖分を含まない飲物に代えるような工夫も大切です。 子ども同様、お母さんの気持ちの切り替えも必要です。勿論、授乳期に使用するのは全く問題ありません。また就寝中には唾液分泌量が減少しますので、飲んだ後は歯を濡れた綿棒やガーゼなどで拭いてあげましょう。
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Q4 卒乳の遅れはむし歯の原因になりますか?
A4
卒乳の遅れがむし歯を作りやすいという訳ではありません。
しかし母乳を飲ませてそのまま寝かせてしまったり、歯の清掃不良が重なれば、むし歯に成りやすいことも事実です。ただ、母乳は単なる食料ではないのですから、離乳食が食べられるようになったからといって、すぐにやめる必要はないという考え方もあります。 これは一歳を過ぎての母乳は体の栄養もさることながら、心の栄養も大きいからです。 長く母乳を与えたいとお考えの方は、規則正しい生活リズムと歯の清掃を心がけるようにしてください。
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2歳6ヶ月ごろ
Q5 指しゃぶりや、おしゃぶりは歯並びに影響しますか?
A5
指しゃぶりは、その程度によって歯並びに影響することがあり、前歯が上下に開いたり、ずれたりする原因になります。指しゃぶりをしている子どもの数は、1歳半児で30%、2歳児で20%、3歳児で10%と成長とともに減っていきます。しかし、4歳を過ぎても指しゃぶりをしていると歯並びやあごへ影響を及ぼしてくることがありますので、永久歯に生えかわるまでには止めさせるようにしましょう。
指しゃぶりが精神的不安や眠気から起こる場合は、お母(父)さんが遊びの工夫をしたり、手をつないだりして愛情豊かに接してあげましょう。それでも治らない場合は4歳頃に指にガーゼなどを巻いたりしてやめさせる方法もあります。

おしゃぶりについても、泣きやませるために使用される場合が多いですが、ことばを発する機会が減るので1歳を過ぎる頃には常用しないようにしましょう。常用する子どもは歯並びが悪くなりやすく、2歳半以降も使用し続けるとかみ合わせにも影響してきます。
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Q6 乳幼児の歯磨剤の使い方は?
A6
乳幼児の時期には、歯磨剤は使用しないで歯ブラシに水をつけただけの素みがきの方が歯みがきしやすいでしょう。なぜなら、歯磨剤を使うと泡立ち、早くうがいをしたいために歯みがき時間が短くなり、十分に歯垢を落としきらないうちに終わってしまうからです。
また、フッ素入りの歯磨剤はうがいができなければ口の中に残った歯磨剤を飲み込むことにもなるので、うがいができる頃になってから使用しても遅くはないでしょう。
うがいは3歳頃にはできるように指導していき、その間のむし歯予防のためのフッ素応用は主に歯科医院での定期的なフッ素塗布になるでしょう。うがいができるようになれば、フッ素を含む歯磨剤を使用していくことで乳歯、永久歯のむし歯予防に効果があります。
フッ素入りの歯磨剤の効果的な使い方
1. 量を守る
フッ素の効果を期待するには、植毛部の約半分を使用します。
(目安はグリンピース大)
2. ゆすぎは少しだけ
ゆすぎすぎるとフッ素が流れてしまいます。
3〜4秒ずつ2〜3回で十分です。
3. 使用後の飲食は控える
30分から1時間程度
就寝前に磨くと効果的です。
フッ素入りの歯磨剤の選び方
歯磨き剤の箱やチューブに医薬部外品の印刷があり、成分表示に「フッ化ナトリウム」「モノフルオロリン酸ナトリウム」「フッ化第一スズ」のいずれかが記載されています。
歯磨剤の種類によって使用法が異なりますので歯科医院でお聞きください。
味やパッケージなど気に入ったものにしましょう。
歯磨きは、毎日続けることがもっとも重要です。お子さんが歯磨きを楽しく感じるように、工夫してあげましょう。一度水だけで磨いてから、仕上げにフッ素入り歯磨剤をつけて磨くことをお勧めします。
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Q7 2歳6ヶ月ごろの歯みがきの方法は?
A7
2歳6ヶ月では まだまだ仕上げみがきを嫌がるお子さんも多いと思いますが、なぜ歯みがきが必要なのかを、子供の理解しやすい言葉でやさしく話しかけたり、歌ったりしながら、リラックスして親子のスキンシップを楽しむつもりで行いましょう。
食後毎回歯をみがくのが理想ですが、一日に一度、寝る前に丁寧にみがく習慣をつけることが大切です。
お口の中全体を見るには「寝かせみがき」が良いでしょう。
歯ブラシの大きさは、一歯ずつきっちりとあたるように小さめのブラシにしましょう。
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3歳6ヶ月ごろ
Q8 上手に食べる(噛む)ことができないようなのですが?
A8
食べるという行為(摂食)は食べ物を口へ運び(捕食)、それをつぶし、唾液と混ぜ合わせ(咀嚼:ソシャク)、飲み込む(嚥下:エンゲ)ことですが、生来持って生まれた能力ではなく、一つ一つ段階を経て学習され身に付いていく能力(摂食機能)だと考えられます。
その摂食機能の障害を分類すると、次のようになります。
摂食機能の障害の分類
1. 「上手に噛めない」=摂食機能そのものの障害
・形態に起因する… むし歯、歯列不正、口唇裂
・発達に起因する… 脳障害、精神発達遅延
・機能に関して… 捕食不全、咀嚼不全、嚥下不全
2. 「上手に噛まない」=機能は獲得しているが発揮できない
・生活… おやつ過多、食事が不規則、
食事の時間が短い
・心理… 親子関係の不良、食事の強要など
「上手に噛めない」子の場合、たとえばむし歯や精神発達の遅延などが原因の場合は治療や専門家の指導が必要です。

また、正しい発達のステップを踏んでないと機能不全が起こります。たとえば□の中へ食べ物をポンポン入れてしまうとか、あるいは舌でつぶす時期から小さいものばかり与えてしまうと硬いもの、形のあるものをどのようにつぶすかという経験を十分積むことができず次の発達への準備が不十分になってしまうのです。摂食機能のつまずいている段階に立ち返り、もう一度学習する機会を与えてあげるといいでしょう。ただ、3歳までは個人差が大きいので、ほかの子どもとの比較のみに目が奪われないようにしたいものです。

「上手に噛まない」子、つまり3歳以上で早く食べなさいとせっつかれてやっと食べる子の多くは食生活環境が問題です。飽食の現代を反映して空腹感を知らない食意識の乏しい子、偏食、おやつの食べすぎ、噛まなくてもおいしい加工食品の氾濫、食事時間の乱れ……。

好ましい食事のあり方としては、
  • お腹をぺこぺこにして食事をする
  • 家族で団らんしながら、楽しくゆっくりと食事をする
  • 食事中水分を多くとると流し食べになり、噛まずに食べてしまうので、食後飲ませるようにする。
  • 噛まないからといって、軟らかいものばかりに偏らない。
  • 食事中、テレビはできるだけ消しましょう。
などがあげられます。

また、おやつ(間食)の与え方にも注意しましょう。
  • 時間・場所を決め、栄養的に不足しがちな食物を選ぶようにする。
  • ダラダラと食べ続けないように、袋ごとお菓子を与えたりしないようにする。
  • 粘り気の強い物(ガム、キャラメル等)を避け、おやつと同時にお茶などを与え、お口の中に長い間残らないようにする。
  • おやつを食べた後はできるだけ歯みがきをさせる。
    できないときは洗口だけでもさせる。

食べるという楽しい、おいしい経験を通して心や摂食機能の発達を育みたいものです。
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Q9 口臭が気になるのですが?
A9
口臭の原因は90%がお口の中(口腔)から由来するものと言われています。その口腔由来の口臭の原因としては、
  • 起床直後、空腹時など唾液分泌量に起因するもの(起床時や空腹時の口臭は生理的なもので、子どもにもあります。)
  • 歯みがき不足によるもの
  • 進行したむし歯からの腐敗臭
  • 大人と同様に、食べ物に由来するもの
  • 口呼吸に起因するもの(※)
また、全身的な疾患が原因で口臭がつよくなる場合もあり、代表的なものには次のようなものがあります。
  • 糖尿病
  • 扁桃炎
  • ケトン尿
  • 尿毒症
(※) 子どもに比較的よくみられるものに口呼吸による口臭があります。鼻が詰まって鼻呼吸ができず、口で呼吸していると口の中が乾燥し、唾液による口腔内の洗浄効果が行き届かなくなるので細菌の増殖を許してしまい口臭がつよくなります。
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Q10 3歳6ヶ月ごろの歯みがきの方法は?
A10
3歳頃から仕上げみがきも嫌がらなくなることが多いでしょう。しかし、自分でという自己主張も強くなるので、仕上げみがきの歯ブラシとは別に持ち手の太めのしっかりと握れる歯ブラシも用意して、自分でもみがく練習を始めましょう。

まず始めは「シュッシュッ」と音が出せたらほめてあげて、徐々にみがけるようにしましょう。ただし、寝る前の仕上げみがきは必ずしましょう。

この時期は、甘い物を食べる機会も増えて、特に奥歯と上の前歯の間にむし歯ができやすくなります。仕上げみがきはその部位に注意して行いましょう。
歯と歯の間 歯と歯ぐきの境目 奥歯の咬み合わせの面の溝
またフッ素入りの歯磨剤やフロスの併用も効果があります。
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6歳ごろ
Q11 6歳臼歯(第一大臼歯)のむし歯とその予防のポイントは?
A11
6歳頃に一番奥の乳歯(第二乳臼歯)の後ろから6歳臼歯(第一大臼歯)が生えてきます。この歯はもう生え替わらない永久歯で、噛み合せの中心になり、また噛む力も強いので、非常に重要な歯となります。
6歳臼歯の萌出
6歳臼歯の位置

この6歳臼歯は乳歯の奥から出てくるため、本人あるいは保護者が生えてきていることに気がついていないことがよくあります。また生え始めから完全に生えきるまでに1年〜1年半と時間がかかります。さらには、噛む面の溝が深く複雑な形をしています。そのため歯ブラシの毛先が届きにくく、歯垢がたまりやすいため、比較的早い時点でむし歯になってしまうことが多いといえます。
6歳臼歯のむし歯の予防のポイントとしては、
  • 6歳臼歯用歯ブラシを使ってみがく
    生えかけの6歳臼歯は乳歯よりも背が低いため、普通の奥歯のみがき方では歯ブラシの毛先が届きません。そこで、6歳臼歯だけは6歳臼歯用歯ブラシ(※)を使ってしっかりみがいてください。
    ※6歳臼歯用歯ブラシ
    普通の歯ブラシの毛束の前3列ぐらいを残してペンチで毛を抜くか、爪きりで切ってください。
  • 仕上げみがきも忘れずに
    6歳臼歯の生え始めの頃は小学校への入学の時期と重なるため、そろそろ自立を、ということで、歯みがきも本人まかせになりがちです。しかし、一人で上手にみがけるようになるにはもう少し時間がかかります。小学校低学年くらいまでは保護者の仕上げみがきが必要です。
  • 糸ようじやデンタルフロスも使う
    歯と歯の間のむし歯は歯ブラシだけで予防することが難しいので、6歳臼歯と手前の乳歯の間は糸ようじやデンタルフロスを使いましょう。
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Q12 シーラントとは何ですか?
A12
シーラントとは臼歯のかみ合わせの面で、溝が深い所に予防的に填める樹脂等の材料で、物理的にむし歯菌から歯を守ります。

シーラントにはフッ素を徐々に出す性質(徐放性)を持ち、フッ素の力も借りて歯をむし歯菌から守るものもあります。

シーラントが有効とされる歯は次のような場合です。
  • 形態的にむし歯になりやすいが、現在はむし歯ではない歯。
  • 現在むし歯ではあるが、軽度でお口の中の環境から物理的に遮断することによってむし歯の進行が抑制される歯。
  • シーラントをした後に、定期的観察が可能である。

子どもの歯や萌えたての大人の歯は成熟した大人の歯に比べてむし歯になりやすく、さらに進行も早いということから3番目の条件は非常に重要となりますので、シーラントをした後でも安心せずに定期的に歯医者さんで見てもらいましょう。
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Q13 乳歯が抜ける前に永久歯が生えてきたのですが?
A13
下の前歯の乳歯の内側から永久歯が生えてくるのはめずらしいことではありません。乳歯がグラグラしていたら、自然に生え変わるので様子をみましょう。徐々に永久歯が乳歯を押しながら前に出てきて、乳歯は抜け落ちます。乳歯が抜けると永久歯は舌に押されて前方に移動します。
しばらく様子をみましょう。
いつまでたっても乳歯が残っているようでしたら、歯医者さんに相談しましょう。
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