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災害時のご遺体の身元確認が、大幅に短縮されるシステムが開発されました。
神奈川歯科大学の研究チームが、災害犠牲者の歯のX線写真による身元確認作業の時間を大幅に短縮するシステムを開発しました。研究チームによると、新たに開発したコンピューターシステムにより、自動的に犠牲者の歯型を読み取り、不特定多数の歯科記録と照合、4秒以内に身元確認が可能になります。今現在は、地震や航空機事故などで多数の犠牲者が出た場合、専門家が遺体の歯型を歯科医師から提供されたレントゲン写真や歯牙所見と比較して、身元確認を行っています。この方法では数週間の時間を要する上に、完全に信頼できるわけではありません。今回開発されたシステムを使用すれば、信頼度を上げ時間の短縮にも繋がることが期待されています。
(平成19年11月28日 AFP通信より)
歯は人体中、最も硬く熱に強い組織であるため、白骨状態や焼死体の場合でも歯の保存状態は良好です。また、日本ではほとんどの人が歯科治療を受け、カルテやX線フィルムが歯科医院に保管されていることが多いと言えます。歯の形や治療痕の状態は、指紋のように2人と同じ人はいないため、遺体の歯の状態と照合することにより身元が確認できるのです。
過去、昭和60年8月12日、日航機が群馬県御巣鷹山に墜落炎上し520名が亡くなる大惨事が発生しました。その際、ご遺体の身元確認作業は非常に困難でした。そんな中、約45%に相当する233名のご遺体の身元が歯科の資料から確認され、結果として法医歯科学の重要性が社会に認められることになりました。
今後このようなシステムの導入により、膨大な時間を要していた身元確認作業が短縮され、正確さも増していくのではないでしょうか。
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