カリオスタットとむし歯
むし歯予防が叫ばれている今日、"むし歯のない子"はお母さん方の願いだと思います。むし歯が新しくできる可能性があるかどうか、小さいむし歯が大きく なる可能性があるかどうかを早期に予測することができれば、それだけお子さんに対するむし歯予防が効果的に行えます。カリオスタット(むし歯予測試験法)はそのようなむし歯についての予測テストを行うもので、色の変化によって容易に判断できます。
 むし歯は図に示すように、@歯(質)とAむし歯原因菌とB飲食物に含まれる砂糖分が一緒になったとき、菌がネバネバしたもの(歯垢)を作り、歯の表面に住みつきます。そして酸を作り、それによってむし歯になります。
 カリオスタットは、この歯垢や酸のできる具合をみるもので、酸などが多いほど液の色が青→緑→黄緑→黄となり、むし歯に対する危険信号を示します。また歯垢ができやすい人の場合は液が濁ってきます。ですから個人個人の色の変わり方に応じて、むし歯の予防対策を立てていただければいいと思います。

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